Diario di Carta-Studio 小さな工房の日記

日々の出来事、作品作り、美術品修復に関することなどを綴ります

細く長く続けることと資料集めとその保管について

時間に余裕があるので、ブログの更新が続いています。

以前に週に1回は、と言っていましたが

仕事が続くと時間も心も余裕がなくなるということに

気がつき(いまさらですけど)、

無理なく続けることに目標を変えました。

「細く長く続ける」

仕事もこんな感じです。

大人気にならなくても、必要としてもらえる方が

いる限り続けていきたい、

本音では、休みなく修復や制作の仕事がほしい

ですけどね(笑)

 

さて、仕事の資料、授業の資料として版画作品を

集めています。

版画のテクニックや紙の種類などを知るため、

授業の説明でも実際に目にするほうが分かりやすい

のではないか、という理由で集めています。

写真は昨年手に入れた浮世絵版画。

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 入手したままビニール袋にいれておくのもどうなのか、

と思い、作品保管用の簡易フォルダーを作りました。

中心をつないだものと折っただけのもの

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グレーのボードは中心をつないでいます。

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作品を中性紙(ノンバッファー紙*)で包んだ後、

フォルダーに挟んでいます。

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1点だけでなく数点まとめて納めることにしたので

ゴムを付けてみました。

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*ノンバッファー紙とは

アルカリ緩衝材を含まない紙のこと、

酸もアルカリも含まない紙のことです。

 

専門の話をするときは特に慎重になっていますが、

紙作品の保存修復について知ってもらいたいという

気持ちもあり、上手に説明したい(誤解のないように)

と考えています。

それには、文章力が足りないと書きながら感じています。

これを書いたらこれも必要か、いやこれを書いたら間違い

やすいのではないか、と書いては消し、書いては消し、

を繰り返しています。

文章を書くことも練習だと思い、細く長く書き続けたいと

思ってます。

論文が書けなくて困っています…。頑張ろう、本当に…。