先日の講義で「本の構造を知る」目的のため
に本の解体をするという時間を作りました。
私の講義のベースは、紙の修復なのですが、
紙の修復というのは範囲が広く、紙を使って
いるモノは基本的に修復対象となります。
今年はイレギュラーなことが多く、講義内容
もこれまでとは少し変えることにして、本の
修復をメインに紙の修復の基礎を教えていく
ことにしました。
修復を学ぶ上で、本のどこがどのように壊れ
ているのかを理解するためにも、まずは本の
構造を知ることから始めています。
本を解体しながら、本の各部位の名称を学び、
製本技術を知る
この基本的なことが本の修復には大切だと
思っています。
角背上製本(くるみ製本)
こんな授業をしていたら、参考になる本を
見つけました
『デザインのひきだし41 製本大図鑑』
製本サンプルが付録というなんともぜいたくな1冊。
しっかり目を通して参考にします!