Diario di Carta-Studio 小さな工房の日記

日々の出来事、作品作り、美術品修復に関することなどを綴ります

時間があるので今年やりたかったことを振り返ってみました

出張仕事が減ったことと修復作業の待ち時間があることで

書類整理ができています。

修復作業の待ち時間とは、湿らせた紙が乾燥するまで

とか

糊を付けた箇所が乾燥するまで

とか

そんな待ち時間。

学生の頃に、紙作品の修復は「待つこと」と

言われたことがあります。

しっかり乾燥する前に次の作業をして失敗することが

あります。待つことが大事。焦らないこと。

今でも頭に残っています。

そうはいっても、バタバタしちゃうこともありますけど…。

 

さて、そんな「待ち」時間に、片づけをしようと思い

本の片づけ、コピーした資料の整理、前期の授業で

使った資料の整理などをしてみました。

同じ資料のコピーが2部あったり、作成した資料が

順番に並んでいなかったり。まあまあひどい状態です。

資料の整理をしていると、そういえば今年は、知識と技術の

向上のため、調べてまとめてみようと思っていたことがあった

のだと思い出しました。

忘れていたわけではなく、目をそらしていた、というか

なんというか…。

 

中世の製本構造を知る、というタイトルで何回か

ブログにも書きましたが、これ、全然進んでいない。

 

資料を読んでいくと、この資料だけだと足りないから

こちらの資料も読もう、ということがよくあります。

でも、結局1冊読み切るのに時間がかかり、次に進めず

とか、資料を手に入れたけど読まずに積読、とか。

仕事が忙しいを言い訳に、中途半端にいろいろやって

完結しない。

今年は、一つでも完結させようと思っていたのに

すでに8月中旬…。

 

自分のためだけの勉強なので、締め切りもない。

それならば、締め切りを作るか、この場でこれをやろう

と言えば、やるしかなくなる。

ダイエットを継続するコツですね。

 

そんなわけで、大学が始まるまでに

英語の本を読もうと思います。

The British Library Guide to

Bookbinding

History and Techniques

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だいぶ前に手に入れたけど、全然読んでいない

英語の勉強と製本の復習ということで

9月末までに読み切ろうと思います。