Diario di Carta-Studio 小さな工房の日記

日々の出来事、作品作り、美術品修復に関することなどを綴ります

「書道」を無形文化遺産申請へ

ネットニュースを見ていたら

こんな記事を見つけました。

  news.yahoo.co.jp

 

文化遺産とは、遺跡や建造物のようないわゆる有形の文化遺産のみを指す概念ではありません。伝統的な音楽、舞踊、演劇、工芸技術といった無形の文化も、有形の文化遺産と同様にその国の歴史、文化、生活風習と密接に結びついた重要な文化遺産です。」

外務省 ホームページより無形文化遺産|外務省

 

令和5年1月の時点で日本では22件が登録されています。

 

平成20年 能楽人形浄瑠璃、歌舞伎

平成21年 雅楽小千谷縮越後上布、奥能登のあえのこと、早池峰神楽

     秋保の田植踊大日堂舞楽、題目立、アイヌの古式舞踊

平成22年 組踊、結城紬

平成23年 壬生の花田植佐陀神能

平成24年 那智の田楽

平成25年 和食:日本人の伝統的な食文化

平成26年 和紙:日本の手漉き和紙技術(石州半紙、本美濃紙、細川紙

平成28年 山鉾・屋台行事

平成30年 来訪神:仮面・仮装の神々

令和2年   伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術

令和4年  風流踊り

 

紙の修復にかかわるものは、やはり「和紙」の登録。

手漉き和紙工房が少なくなっている現在、すこしでも

和紙に関心を持ってもらえるのは嬉しいことです。

「書道」が登録されたら、再び「和紙」も注目されるだろうし、

筆や刷毛、墨にも目が向くだろうと思うとなんだかワクワクしてきます。