Diario di Carta-Studio 小さな工房の日記

日々の出来事、作品作り、美術品修復に関することなどを綴ります

3月も終わる今日はイースター

気がつけば、2024年も3か月が終わりました。

そして、今日はイースター。イタリア語ではパスクア(Pasqua)。

キリストの復活を祝う日です。

春分の日の後の最初の満月の次の日曜日がイースターの日になるため、

毎年日付が変わります。

イースターだからといって特に何かしたわけではありませんが、

あつ森でイースターイベントがあったので、たまご集めをしました。

 

3月も終わり、何かいろいろまとめたり、新年度に向けての抱負?の

ようなものを言えればよいのですが、

今年度の出張仕事を水曜日に終えた後は、預かり仕事を少しづつ進め

新学期の準備などをしていたら数日はすぐに終わり、今日になっていました。

せっかく天気の良い日曜日だったので、仕事のことをちょっと忘れるため、

散歩をしてきました。

 

桜がきれいに咲いていました。

東京はもう開花宣言されていましたね。

 


光がさして私にしては素敵な写真が撮れました。

 

そして1万歩を達成して家に帰りました。

 

気分転換のつもりが、1万歩を目指すウォーキングに

なりました。ちょっと足がパンパンです。

 

明日からは新年度。

勉強不足を感じているここ数か月。

新年度だからということではなく、足りないことを

補えるようにまた少しずつ前進していきたいです。

 

Happy Easter!

Buona Pasqua!

 

明日からも楽しい日々を!

 

府中市美術館「ほとけの国の美術」展を見に行きました

先日、府中市美術館で開催中の「ほとけの国の美術」展を

見に行きました。

春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術 東京都府中市ホームページ (city.fuchu.tokyo.jp)

 

この作品が観たい、というような感じではなく

なんとなく出かけたのですが、

とても勉強になりました。

修復を終えた二尊院の「二十五菩薩来迎図」が展示されていたのです。

美術展の映像も流れていたのですが、修復作業の映像もあり

うんうん、とうなづきながら見ていました。

同じことをしていても他の方の作業を見ると学ぶことが多いので、

映像であってもしっかり見させていただきました。

修復報告も購入し、今後の自分のためにもしっかり読みます。

 

 

展示の最後に長澤芦雪の「子犬図屏風」が展示されているのですが、

芦雪の子犬の絵がかわいくて好きなので、最後にほっこりして展示を

見終えることができました。

 

仏教絵画というと仏画、禅画ばかりだと思っていたので動物や昆虫が

描かれた作品もあり、仏教の教えの奥深さをあらためて感じました。

 

4月9日から後期の展示が始まり、作品の展示替えもあることから

2回目も見に行こうと思っています。

2回目は半額になる観覧券なので、なくさないように手帳に

挟みました。

見ごたえのある展示なので、お時間のある方はぜひ。

 

 

ようやく落ち着いてきたので、次の準備を始めよう

確定申告をしました。

インボイス制度が始まり、昨年までなかった消費税の申告も

合わせて行いました。

e-taxを使用しての申告はそれほど難しくはないけれど、

いろいろ忘れていることに気がついて来年度はもう少し

スムーズにいけるように準備しておこうと思います。

 

お手伝いに行っていた修復作業も一段落し、少し余裕ができました。

お邪魔にならないように少しでもお役に立てれば、とお手伝いを始めた

のですが、なんとかやってこれました。

これは、自分の技術の向上にもなりますし、コンサバターとしての意識を

高めることにもつながっているので、お手伝いに行くというよりも

むしろ良い機会をいただいてありがたいことだと感謝しかありません。

 

noteにも投稿したのですが、次年度の授業の準備を始めました。

今年度の反省から、より分かりやすく説明できるように、これまで作成した

資料を見直し、参考本を読み直し、少しずつ準備をしていきます。

 

そして、毎年言っているのに実行できていない自分の研究(のようなもの)。

いい加減まとめないとなあ、とこちらも見直しが必要。

 

春になると気分あらたに、いろいろ始めたくなるけれど

私は見直しをしてできることから少しずつ始めていこうと思います。

 

資料の読み直し中

 

展覧会「HAIBARA ART & DESIGN 和紙が織りなす日本の美」に行ってきました

先日三鷹市美術ギャラリーで開催中の

「HAIBARA ART &DESIGN 和紙が織りなす日本の美」

という展覧会に行ってきました。

【開催中の展覧会】HAIBARA Art & Design 和紙がおりなす日本の美 | 公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団 (mitaka-sportsandculture.or.jp)

 

日本橋にある榛原という和紙のお店の歴史と

販売していた和紙製品(団扇、便箋・封筒、熨斗袋、ポチ袋など)

が展示されていました。

川端玉章河鍋暁斎竹久夢二など有名な画家が

デザインしたものが多く展示されていました。

しかも雁皮紙に描かれていたものが多かったことも感動でした。

 

雁皮紙はジンチョウゲ科の植物である雁皮を原料とする紙のことです。

雁皮は野生のものを採集して紙にしているため、原料がなかなか

手に入らず生産量は楮を原料とした楮紙より少ないと言われています。

雁皮紙は半透明で光沢あり、表面が平滑でつやがあります。

そのつやと光沢が本当にきれいな紙です。

触るとチャリチャリと音がするのも雁皮紙の薄さを感じます。

榛原で使用されていた雁皮紙は熱海製の雁皮紙であると説明されていました。

静岡出身なのに、熱海で雁皮紙を作っていたことを知らなかったため

これから熱海の雁皮紙について調べてみようと思います。

 

展覧会に行くのも久しぶりでしたが、良い時間を過ごせました。

25日までなので、お近くの方はぜひ。

 

今回の展覧会に行けなかった場合にはこちらをぜひ。

はいばらオンラインミュージアム | 暮らしを愛でる。たおやかに生きる。 (haibara.co.jp)

 

梅を見ながら散歩

久しぶりい風邪を引いてからお仕事のペースを

ややゆっくりにしていました。

気温の変化に体がついていかなかっただけではなく、

疲れがたまっていたのかなと、自分の体を労わって

あげようと反省しました。

 

さて、先日無事にお勤めをしている大学で卒制展が

開催されました。

私は技術指導をしているので、最終的な展示にはかかわって

いないため、どんな形でまとまったのか楽しみに見に行きました。

 

…頑張ったなとは思ったのですが、何か物足りない感じもあり、

自分の指導力不足を感じていました。もう少し丁寧に、

もう少し説明を、などアドバイスをしてあげられたこともあった

だろうと思うと、やるせない気持ちになりました。

 

テストや発表は、学生の理解力やプレゼン力を見るためだけ

ではなく、指導者のテストでもあると思っています。

間違ったことを伝えていないか、適切なアドバイスができて

いるか、など指導の確認でもあるのですが、

今年度は私の指導が足りなかったようです。

 

卒制展を見に行く以外では、相変わらずの出張仕事と

確定申告の準備をして時間が過ぎていきました。

出張仕事は来月にはいったん落ち着きそうなので、安心しました。

確定申告は終わりました。e-taxを使用して送れるのは本当に楽に

なりました。問題がなければいいのですが、しばらくドキドキして

過ごします。

 

こんな毎日のなか、健康のため、ピクミンブルームを楽しむため

お散歩をしています。

梅がきれいな季節になりました。

 

花粉も飛んでいるようですが、お体に気をつけて過ごしてください。

 

電線が気になりますが。

 

 

今年度の反省をして、来年度はもっと良い授業ができるように

がんばります。

学生が楽しく修復を学べ、修復ってこんなことをするんだ、と

興味を持ってもらえるように。

 

今年は私も活動の幅を広げていきたいと思ってます。