今回は、仮張り板の作成~材料と道具~
です。
仮張り板を作成する時に必要なモノ
まずはベースとなる骨
あ、写真に足が...。それはさておき
格子状の骨。
材質は杉が良いとされています。
紙を貼った後に歪みが出ないと言われて
いるからです。
この「骨」は屏風の骨と同じです。
つぎに、和紙。
ベースとなる骨に和紙を貼っていきます。
石州紙や細川紙が昔から使用されています。
厚さが合えば、他の和紙でも大丈夫です。
しょうふ糊。これは、和紙を貼るために
使います。
柿渋。
柿渋はタンニンやシブオールがたくさん
含まれています。防腐剤・防水材などに
使われ、紙や木などに塗って使用します。
刺激臭がするのですが、最近は無臭タイプも
売られています。
個人的な感想ですが、臭いの無いものは
臭いのあるタイプより薄い気がします。
その分多く塗ればいいだけなので、どちらを
使用しても良いと思います。
以上が材料
続いて道具。
大事なものは「刷毛」
糊を上手に塗るために欠かせません。
これは糊刷毛。馬毛で出来ています
このほか、細かいものはありますが
カッターとか定規とかなので、特別な
ものではありません。
これらが準備できたらいよいよ作成です!!
When you make a Karibari board,
you need some materials and tools.
~materials~
Frame: construcred of softwood such as a cedar
and it is a latticework
Japanese papers: made of Kozo such as
Hosokawa or Sekishu
Paste
Kakisibu: the fermented persimmon juice,
it has tannin and play role in waterproof and
antiseptic.
~tools~
Brushes: Paste brush
骨についてですが、
格子状の骨が手に入らないときは
キャンバス用の木枠でも大丈夫です。
ただし、大きな仮張り板を作るときは
使えません。
歪んだ仮張り板は使えません。
これは、ダメ☓
自分が作りたい大きさを考えて
骨を準備しましょう。