「旋風葉」のサンプルを作っています、と言った前回。
作り終わりました!
上の写真4冊すべて、旋風葉です。
右の2冊の外観は同じですが、開くと違いがあります。
本文紙を包むのは同じなのですが、表・裏表紙を一枚で
包むパターンと裏表紙をつけたうえで、本文紙全体を
くるむパターンです。
これは、遠藤諦之輔氏の本に説明がありました。
えんじ色の表紙の旋風葉
これは、池上幸二郎氏『本のつくり方』を参考に準備
しました。
表紙は遠藤氏の一枚で包むパターンと同じです。
表紙の接着方法は少し違いました。これは、表紙の紙の
厚さの違いだと考えられます。
本文紙が半紙のため、柔らかい仕上がりです。
丁寧に扱わないと違うところで折れそうです。
旋風葉は、本を開いたときに本紙がひらひらと
する様子から名付けられたと言われています。
別の本には、開いた本に強い風が吹くと、本紙の
部分が吹き上げられるのでこの名がついたと書か
れていました。
本文紙が厚いとひらひらという感じではないし、
風が吹かなくてもこの状態です。
もう一つパターンがあるのですが、それはまた次回に。
旋風葉とよぶ研究者と旋風葉ではないとする研究者が
いる形です。