Diario di Carta-Studio 小さな工房の日記

日々の出来事、作品作り、美術品修復に関することなどを綴ります

仮張板の作成~清張りと柿渋塗り~

少しずつ進めていた仮張板の作成。

ようやく最後の層を貼り、柿渋を塗りました

正確には、今塗っています。

 

本当は天気の良い日に外で作業をしたいところ

なのですが、状況がゆるさず、室内で塗ることに

しました。

柿渋は独特の臭いがありますが、今回は室内とい

うことで無臭タイプの柿渋を使うことにしました。

確かに臭いはないのですが、色が少し薄めかなと

感じています。

そのため、まだまだ塗り重ねる予定です。

日にさらせばもうすこし濃くなるとは思うのですが。

 

柿渋を塗っている層は、上袋の後に貼った清張り層。

なるべく継ぎを少なくしようと思ったのですが、

紙のつごうで写真のようになりました。

未晒しの和紙を使用したので、色がとても黄色く

見えます。染めてないです。

 

清張り。

しわを作らないように頑張りました。

 

そして柿渋

1回目

 

 

3回目 濃くなってきました

もう少し塗り重ねて、日に当てながら2~3か月

待ちます。

夏ころには使えるようになるかな